ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、こちら「リーフィアVMAX」です。
◯リーフィアVMAXデッキを使う上でのポイント
リーフィアV/VMAXは、草ポケモンに久しぶりに現れたアタッカーです。
特性/りょくかさいぼう
自分の番に1回使えて、使ったなら、自分の番は終わる。自分の山札から草エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。そして山札を切る。
草×①・無×①/くさむすび 60×
相手のバトルポケモンのにげるためのエネルギーの数×60ダメージ。草×①・無×②/ダイリーフ 170
このポケモンのHPを「30」回復する。
「エネルギー2つでワザが使えるポケモンは強い」の法則にあてはめれば、リーフィアVMAXも当然、「強いポケモン」であるはずです。
①1ターン目で特性「りょくかさいぼう」を使えるか
特性/りょくかさいぼう
自分の番に1回使えて、使ったなら、自分の番は終わる。自分の山札から草エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。そして山札を切る。
リーフィアVMAXデッキであれば、先攻をとりたいところ。
ワザを使えない先攻1ターン目に、1枚エネルギーを手貼りし、特性「りょくかさいぼう」で草エネルギーを加速できれば、2エネルギーがつき、進化後に「くさむすび」を使用する準備は整います。
②ガラル鉱山が出せるかどうか
おたがいのバトルポケモンのにげるためのエネルギーは、それぞれ2個ぶん多くなる。
大ダメージの可能性もある「くさむすび」の火力を出すためには、相手の逃げるエネルギーを増やす必要があります。
そのためには、「ガラル鉱山」が必須カードです。
環境トップにいる多くのポケモンは、エネルギーが「2〜3」である場合が多いです。
これは、「2」であれば、いざという時に「ふうせん」をつけてリスクなしに逃げられる点に、プレイヤーがメリットを感じているからでしょう。
逃げエネルギー2の場合、「くさむすび」のダメージは60×2=120。
ガラル鉱山を使うことで、2+2で4になりますので、ダメージは60×4=240。
スタジアムありとなしでは、大きく違います。
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③キャプチャーエネルギーを有効活用する
キャプチャーエネルギー
このカードは、ポケモンについているかぎり、【無】エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
このカードを手札からポケモンにつけたとき、自分の山札からたねポケモンを1枚選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
「くさむすび」は、草①+無①エネルギーなので、キャプチャーエネルギーや、場合によってはウィークガードエネルギーも積極的に活用していくべきでしょう。
ウィークガードエネルギー
このカードはエネルギー1個ぶんとしてはたらく。
④悪タイプの「ハイド悪エネルギー」と「ナイトシティ」、れんげきの「水の塔」に気をつける。
悪タイプの場合、バンギラスVやブラッキーVMAX、ガラルファイヤーVなど、「草弱点」のポケモンがいるため有利な対面になりますが、「逃げるエネルギー」を少なくする「ハイド悪エネルギー」や「ナイトシティ」を使われると、一気に「くさむすび」の効力がなくなりますので、注意が必要です。
おたがいのタイプのたねポケモン全員のにげるためのエネルギーは、すべてなくなる。
このカードは、ポケモンについているかぎり、悪エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
このカードをつけている悪ポケモンのにげるためのエネルギーは、すべてなくなる。
また、れんげき専用スタジアムの「水の塔」も逃げるエネルギーを2少なくしますので、要チェックです。
おたがいの「れんげき」のポケモン全員のにげるためのエネルギーは、それぞれ2個ぶん少なくなる。
⑤逃げるためのグッズ類への対策をしっかりと
悪タイプではなくても、ふうせん、Uターンボード、スノーリーフバッジなどをつけることで、逃げるエネルギーを減らすことができます。
そういった「ポケモンのどうぐ」への対策として、ツールスクラッパー、ツールジャマー、レパルダスなどの対策カードを用意しておく必要があります。
ふうせん
このカードをつけているポケモンは、にげるためのエネルギーが2個ぶん少なくなる。グッズは、自分の番に何枚でも使える。
Uターンボード
ポケモンのどうぐは、自分のポケモンにつけて使う。ポケモン1匹につき1枚だけつけられ、つけたままにする。
このカードをつけているポケモンは、にげるためのエネルギーが1個ぶん少なくなる。
このカードは、場からトラッシュされるとき、トラッシュせず、手札にもどす。
レパルダスV
特性/かくしヅメ
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。おたがいの場のポケモンについている「ポケモンのどうぐ」を1枚選び、トラッシュする。
ツールジャマー
ポケモンのどうぐは、自分のポケモンにつけて使う。ポケモン1匹につき1枚だけつけられ、つけたままにする。
このカードをつけているポケモンがバトル場にいるかぎり、相手のバトルポケモンについている「ポケモンのどうぐ」(「ツールジャマー」をのぞく)の効果は、すべてなくなる。
⑥混沌とするスタジアム貼り合戦に勝利する必要がある。
リーフィアVMAXは、自身のターンで「ガラル鉱山」が貼れなければ、安定して勝利することは難しいでしょう。
しかし、「頂への雪道」登場以降、スタジアムの重要性は日に日に増しており、それに比例して、スタジアムを2枚無効化できる「混沌のうねり」の採用も増えています。
おたがいの場の「ルールを持つポケモン」の特性は、すべてなくなる。
おたがいのプレイヤーが、手札から別の名前のスタジアムを場に出したとき、このスタジアムをトラッシュしたあと、そのスタジアムもトラッシュする。(新しく出たスタジアムの効果ははたらかない。)
そういった状況で、ガラル鉱山を狙って貼るのは大変な作業であり、マーシャドーやアスナなど、混沌のうねりをはがすカード、また、スタジアムを手札に加える手段(インテレオンラインのうらこうさくなど)も、デッキプランに入れておく必要があります。
特性/リセットホール
このポケモンがベンチにいるなら、自分の番に1回使える。場に出ているスタジアムをトラッシュする。その後、このポケモンと、ついているすべてのカードを、トラッシュする。
相手の場のポケモンについている「特殊エネルギー」と場に出ている「スタジアム」を1枚ずつ選び、トラッシュする。
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◯リーフィアVAMXと組み合わせるポケモン・カード
①インテレオン(うらこうさく&クイックシューター)
特性/うらこうさく
自分の番に、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。自分の山札からトレーナーズを2枚まで選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
特性/クイックシューター
自分の番に1回使える。相手のポケモン1匹に、ダメカンを2個のせる。
どのデッキにも出てくる万能戦士。
うらこうさくは、がラル鉱山やしんかのおこう、ツールジャマーなど、「必要不可欠なカードを手札に加える」ために使います。
またクイックシューターは、「くさむすび」で足りない打点を補うのに好都合です。
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②アップリュー
特性/アップルドロップ
自分の番に1回使える。相手のポケモン1匹に、ダメカンを2個のせる。その後、このポケモンと、ついているすべてのカードを、自分の山札にもどして切る。
ポケカ公式の動画で使われていたポケモン。
こちらもクイックシューターのインテレオン同様、アップリューの「アップルボム」を使って、打点調整を行います。
③ガラルジグザグマ
こちらは言わずもがな、「打点調整のスペシャリスト」です。
④グズマ&ハラ
自分の山札にある「スタジアム」を1枚、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
がラル鉱山がなければ話にならないデッキなので、採用を検討しても良いでしょう。
⑤アマージョV
ポケモンカードゲームにおいて、「意図的に自分のベンチポケモンをトラッシュする」というのはこれまで非常に難しかったですが、アマージョVの登場でそれが可能になりました。
その点で「クイーンオーダー」は革命的と言えます。
これまでより「自由にベンチを使うことが出来る」ようになったことで、ポケカの戦術がさらに広まることが考えられます。
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【結論】リーフィアVMAXデッキは「対策しなければならないこと」が多すぎて難しい
御覧頂いた通り、リーフィアVMAXは、2エネルギーで強力なワザが使えるというメリットはありますが、その代わりに
- ガラル鉱山を使わないと火力が上がらない
- 逃げるエネルギーを少なくされるカードを対策する必要がある
- 混沌のうねりなど、他のスタジアムを対策する必要がある
など、やらなければならないこと、対策を考えなければならないことが山のようにあります。
特に「スタジアムを狙って出す」というのは予想外に難しい。
私はそれを「いちげきトルネロスデッキ」で思い知りました。
ガラル鉱山とのコンボは、相手の動きを封じることで「妨害+大火力」を実現する魅力的なものですが、いかんせん「扱いが難しい」というのがリーフィアVMAXデッキの率直な感想です。
ただ、自分のターンでしっかりガラル鉱山を出していければ、起動が早く、大きいダメージも出しやすいリーフィアVAMXは予想以上に強い!
使っていて楽しい魅力のあるポケモン、デッキであることは間違いありません。
リーフィアが大好き!という方には、もちろんおすすめします。