環境トップで戦える「いちげきデッキ=シン・いちげきデッキ」を生み出すための研究を行う「シン・いちげきデッキ構築プロジェクト」。
紆余曲折を経て、「いちげきウーラオスVMAXをメインアタッカーにしてこそ、シン・いちげきデッキなのではないか」という原点回帰を行い、現在、その方向でデッキ構築を進めています。
今回は、「いちげきウーラオスVMAXデッキ」構築の過程で浮かび上がった「メモリーカプセルといちげきの巻物 怒りの巻 どちらをつけるか問題」について考察していきたいと思います。
いちげきウーラオスVMAX「キョダイイチゲキ」の問題点
シン・いちげきデッキのメインアタッカーとなるいちげきウーラオスVMAXの攻撃力を最大限に活かしつつ、効率的に戦っていくためには、明確な戦術、いわば「いちげきの型」が必要であると考えます。
いちげきウーラオスVMAXの「キョダイイチゲキ」は、素点で270ダメージ。
もしいちげきエネルギーが4枚ついていれば、270+80=350ダメージ。
ほとんどのVMAXポケモンをまさに「いちげき」できる破壊力があります。
しかし、その代償として「ついているエネルギーをすべてトラッシュする」という大きすぎるデメリットが存在します。
一度、キョダイイチゲキを使ってしまうと、次にワザを使うまでには大きな労力と時間がかかってしまう。
そのコスパの悪さが、いちげきウーラオスVMAX最大の弱点でした。
「メモリーカプセルといちげきの巻物 怒りの巻 どちらをつけるか問題」とは
その「いちげきウーラオスVMAX最大の弱点」をカバーするための対策として、「メモリーカプセル」と「いちげきの巻物 怒りの巻」という2つのグッズを活用します。
メモリーカプセルは、進化前に持っていたワザを、すべて使えるという効果を持ったグッズです。
つまり、いちげきウーラオスVMAXに進化した後でも、いちげきウーラオスVのワザが使えるということ。
パターン①メモリーカプセルをいちげきウーラオスVにつけた場合の理想の流れ
メモリーカプセルをいちげきウーラオスVにつけた場合の理想の流れがこちら。
①エネルギー3枚とメモリーカプセルをつける
いちげきウーラオスVの「とぎすます」、ヘルガーの「いちげきのほうこう」などをフル活用し、まずは3枚のエネルギーとメモリーカプセルをつけます。
②いちげきウーラオスVMAXに進化する
いちげきウーラオスVのままですと、はくばバドレックスVAMXのダイランスなどで簡単にきぜつさせられてしまいますので、早めにVMAXに進化しておきます。
③インパクトブローで攻撃
メモリーカプセルをつけていることで、いちげきウーラオスVの「インパクトブロー」で攻撃ができます。
④せいけんづきやキョダイレンゲキで攻撃
インパクトブローは連続で使用することはできませんが、エネルギーは残ります。
2回めの攻撃は、「せいけんづき」で追い打ちをかけるも良し、エネルギーを1つ追加して「キョダイイチゲキ」を放つも良し。
大きなダメージで確実に相手のアタッカーとなるポケモンを倒していくことで、攻撃の準備が遅れます。
その時間をかせぐことができれば、こちらのいちげきウーラオスVMAXももう1ターン生き残り、モミなどで回復するチャンスも得られます。
パターン②いちげきの巻物 怒りの巻をいちげきウーラオスVにつけた場合の理想の流れ
いちげきの巻物 怒りの巻は、いちげきポケモンにつけると「ダメカンの数×10+10」のワザ「どはつてん」を1闘エネルギーで使うことができるカードです。
いちげきの巻物 怒りの巻をいちげきウーラオスVにつけた場合の理想の流れがこちら。
①エネルギー3枚をつける
いちげきウーラオスVの「とぎすます」、ヘルガーの「いちげきのほうこう」などをフル活用し、まずは3枚のエネルギーをつけます。
「ユキノオーのタフネスアップ」で一時的にHPを上げておくなどができれば申し分ありませんが、実際は難しいでしょう。
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②いちげきウーラオスVでインパクトブロー
いちげきウーラオスVのインパクトブローで攻撃します。
いちげきエネルギーが2枚ついていれば、ダメージ220なので、Vポケモンは倒せる攻撃力になります。
いちげきのほうこうでダメカンが乗っている可能性がありますので、返しの攻撃できぜつさせられないよう注意(もしくは祈る)しなければなりません。
③いちげきウーラオスVMAXに進化し、いちげきの巻物 怒りの巻をつける
いちげきウーラオスVMAXに進化し、いちげきの巻物 怒りの巻をつけておきます。
「きずぐすり」など少しでもダメージを回復できるカードがあると、非常に心強いです。
④キョダイイチゲキで攻撃
キョダイイチゲキで、確実に相手の「攻撃手段となるポケモン」を潰していきましょう。
次のターンでダメージを与えられても、いちげきウーラオスVMAXが生き残りさえすれば、さらに反撃するチャンスはあります。
⑤エネルギー1枚をつけて、「どはつてん」を発動。
いちげきウーラオスVMAXにのっているダメカンの数×10ダメージ+10ダメージを与えられますので、最大330ダメージが可能。
ここでさらに「カリンの信念」を使えれば、足りない分のダメージも補えます。
傷ついていればいるほど打点が上がるという起死回生の大技で、ゲームを終わらせます。
【結論】メモリーカプセル1枚、いちげきの巻物 怒りの巻1枚が妥協点
いちげきウーラオスVMAXの場合、れんげきデッキのように頻繁に入れ替えを行って戦っていくというより、どっしりとバトル場に構え、回復もからめながら1体で戦っていく方が合っていると感じます。
その中で、「エネルギー全トラッシュ」というキョダイイチゲキの巨大なデメリットをカバーするための手段として、「メモリーカプセル」と「いちげきの巻物 怒りの巻」の活用が不可欠であると考えました。
デッキ枠も厳しいところですので、現状としては、それぞれ「1枚ずつ入れておく」というのが、最適なプランだと言えるでしょう。
<了>
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