ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
「いちげきポケモン」の本来の強さを引き出し、改めて環境トップに押し上げるためには何が必要なのか。
それを考え、実行していくのが「一撃衣嚢怪物特設環境対策本部」(通称/一環対)の役割です。
前回の一環対活動報告
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「勝てるいちげきのデッキ」を作るために、どのポケモンを使うべきかを考える。
まず「シン・いちげきデッキ」にふさわしいポケモンの条件を整理しましょう。
①いちげきエネルギーを使う
いちげきエネルギーはいわば、「いちげきポケモン」の魂のようなものです。
この特殊エネルギーを使わないデッキは「いちげきデッキ」を名乗る資格はないと「私は」考えます。
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②メインアタッカーは「いちげき」のポケモン
当然のことながら、メインアタッカーとなるポケモンは「いちげき」の赤いマークがついたポケモンになります。
③2進化ポケモンは使わない
いちげきに限らず、非Vの2進化ポケモンは、HP、ワザの火力、2進化させワザを使うまでの労力などを総合的に考えた場合「勝てるデッキ」にはなりません。
現在の、V・VMAX環境では、高HP、高速起動、高火力が当たり前になっており、非Vの2進化ポケモンでは太刀打ちできないと「私は」思います。
④ワザを使うのに4エネルギー必要なポケモンは選ばない
例えば、いちげきウーラオスVMAXの「キョダイレンゲキ」(最低270ダメージ)や、トルネロスVMAXの「だいふうじん」(追加効果ありで240ダメージ)は、ワザを使うのに4エネルギー必要です。
ヘルガーを立てる、手張りする、なんとかかんとかトリプル加速エネルギーを持ってくるなど、ワザを使うまでに相当な苦労を強いられます。
一方で、はくばバドレックスVMAXは、手張り+メロンで簡単に2エネルギーがつき、「ダイランス」で250ダメージ。
「いちげき」の最大の弱点は、この「スピード感のなさ」にあると感じます。
現環境で闘う上では、「ワザを撃つためのエネルギーはできる限り少なくするべきだ」が正義であると「私は」考えます。
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はくばバドレックスVMAXの評価と考察/水タイプ版ビクティニVMAX【頂への雪道が猛威か?】
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選ばれたシン・いちげきデッキの候補ポケモン
上記の条件を満たすいちげきのポケモンたちを選出しました。
この中で、ハブネークは、メインというより非Vのサブアタッカーとして使われるポケモンになると思います。
ハブネークと組み合わせやすい、「いちげき」の優秀なサポートが出さえすれば、もっと活躍できるポケモンなのかなと感じます。
上記のリストを見て一目瞭然なのは、VMAXがいないということです。
いちげきポケモンは、VAMXになることで必要エネルギーが増えたり(ウーラオス)、いまいちなワザしか持っていなかったり(ガラルヤドキング)という残念な状態であるため、Vのままで進化せず闘う方がメリットが大きいと考えます。
Vのままであれば、きぜつしてもサイドは2枚しかとられません、そのかわりHPが低いという弱点があります。
それを補ってくれるのが、特性「タフネスアップ」を持ったユキノオーです。
ユキノオーの登場によって、「いちげきポケモン」はHP50アップという特権を手にしました。
さらに、たねポケモンであるポケモンVであれば、「タフネスマント」にも対応しているため、HPプラス100。
これでVのままで、VMAX同等のHPを実現できるようになりました。
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ユキノオーの評価と考察/いちげきVポケモンをタッグチーム化【HPアップが一撃を救う】
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【机上の空論】シン・いちげきデッキの構築3パターン/いちげきウーラオスV・オコリザル・ガラルヤドキングV・ボルケニオンV
これらのデッキプランは、まだ机上の空論として創造されたものですので、実際にデッキを組んで、様々な対戦シミュレーションをしてみなければ、勝てるデッキなのかどうかは分かりません。
シン・いちげきデッキ①いちげきウーラオスV/オコリザル【一撃の本流をいく殴り系デッキ】
いちげきウーラオスVとオコリザルを組み合わせた「いちげきの闘タイプ」デッキです。
いちげきウーラオスV
闘☓①/とぎすます
自分の山札からエネルギーを2枚まで選び、このポケモンにつける。そして山札を切る。闘☓②・無☓①/インパクトブロー 180
次の自分の番、このポケモンは「インパクトブロー」が使えない。
いちげきウーラオスVは、「タフネスアップ」+「タフネスマント」でHPは最大320。
ワザ「とぎすます」で闘エネルギーを2つエネルギー加速できますので、いちげきエネルギーを1つつけられれば、ワザ「インパクトブロー(ダメージ200)が使えます。
しかし、インパクトブローは連続して使えないため、次に攻撃をするためには他のポケモンとの入れ替えが必要です。
オコリザル
無☓①/フィールドクラッシュ 20
場に出ている相手のスタジアムをトラッシュする。闘☓②/ガチギレボンバー 50×
自分のベンチのダメカンがのっているポケモンの数×50ダメージ。
オコリザルは、非Vとしては破格の250ダメージを出せる可能性を持ったポケモンです。
「タフネスアップ」の効果でHPは170まで上がりますし、1進化ポケモンなので、複数立てることもさほど難しくはありません。
必要エネルギーも2つと許容範囲です。
ダメカンののったベンチポケモンの数に応じてダメージが上がるため、ゲーム終盤にも高火力が期待できます。
これら2体のいちげきポケモンにプラスして、「ガラルネギガナイトV」を組み合わせても面白いと感じます。
ガラルネギガナイトV
特性/ちかいのやり
自分の番に、このポケモンがベンチからバトル場に出たとき、1回使える。自分の場のポケモンについている闘エネルギーを好きなだけ選び、このポケモンにつけ替える。ワザ
闘☓②・無☓①/フォールスター 200
次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。
特性「ちかいのやり」で場にある闘エネルギーをかき集め、ワザ「フォールスター」で200ダメージ。
インパクトブロー後の入れ替え先ポケモンとしても期待できます。
問題は、「闘エネルギーの加速方法が皆無」ということでしょう。
「サイトウ」を使ったところで、確実性は低いため、現状、打つ手がないというのが正直なところです。
サイトウ
自分の山札を上から5枚トラッシュし、その中にあるエネルギーをすべて、ベンチのポケモンに好きなようにつける。
シン・いちげきデッキ②ガラルヤドキングV【まさに一撃でしとめる悪魔のひとこと】
「一撃でしとめる」というコンセプトからいえば、もっともそれが似合うのはワザ「はめつのひとこと」を持つガラルヤドキングVかも知れません。
悪☓①・無☓①/はめつのひとこと
次の相手の番の終わりに、このワザを受けたポケモンはきぜつする。
このデッキの目的は1つ。ガラルヤドキングVのワザ「はめつのひとこと」で、ダメージも弱点も関係なく、一撃で相手をきぜつさせる。
それだけです。
ガラルヤドキングVは、「タフネスアップ」+「タフネスマント」でHPは最大320。
相手の攻撃を耐え抜いて、複数回攻撃をしかけるには十分なHPです。
「はめつのひとこと」最大の弱点は、逃げられたり、入れ替えをされたら、その効果は消え、ダメージも何も残らないということです。
ということは、「バトル場から逃げられない状況をつくる」ことが重要になります。
ガラル鉱山
逃げるエネルギーを増やして、動けなくする。
おたがいのバトルポケモンのにげるためのエネルギーは、それぞれ2個ぶん多くなる。
ツールジャマー・ツールスクラッパー
逃げやすくなるグッズ「ふうせん」を排除する
ツールジャマー
ポケモンのどうぐは、自分のポケモンにつけて使う。ポケモン1匹につき1枚だけつけられ、つけたままにする。このカードをつけているポケモンがバトル場にいるかぎり、相手のバトルポケモンについている「ポケモンのどうぐ」(「ツールジャマー」をのぞく)の効果は、すべてなくなる。
ツールスクラッパー
おたがいの場のポケモンについている「ポケモンのどうぐ」を2枚まで選び、トラッシュする。
リセットスタンプ・ザクザクピッケル
手札を減らして、逃げるためのグッズを排除する
リセットスタンプ
相手は相手自身の手札をすべて山札にもどして切る。その後、相手は相手自身のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。
ザクザクピッケル
相手の山札を上から3枚見て、その中から好きなカードを1枚選ぶ。残りのカードを山札にもどして切り、選んだカードを山札の上にもどす。
クラッシュハンマー・エール団のしたっぱ
エネルギーをはがし、逃げにくくする。
クラッシュハンマー
コインを1回投げオモテなら、相手の場のポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。
エール団のしたっぱ
相手の場のポケモンについているエネルギーを1個選び、相手の手札にもどす。
頂への雪道
Vの特性を使えなくして、カードドローの手段を止める
おたがいの場の「ルールを持つポケモン」の特性は、すべてなくなる。
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「頂への雪道」をどうする?への解答【影響を受けるデッキ・効果的な対策・恩恵を受けるデッキ】をまとめて考察
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こういったカードを使い、とにかく「逃げる・入れ替える」をできなくすることで、一撃の可能性を高めます。
「はめつのひとこと」は2エネルギーでワザが使えますので、エネルギー加速の心配をしなくて良い点が大きなメリットです。
シン・いちげきデッキ③ボルケニオンV【ダメージを受けてからが本番の逆転系】
ボルケニオンVは、「タフネスアップ」+「タフネスマント」でHPは最大320。
炎☓①・無☓①/ヒートブラスト 50
炎☓②・無☓①/ダイナマイトタックル 100+
このポケモンにダメカンが10個以上のっているなら、150ダメージ追加。
250ダメージを出すには、ダメカンが10個以上乗っているというかなりのデメリットとなる条件ですが、HPを320にしておくことで、まだ許容できる範囲となります。
ヘルガーの「いちげきのほうこう」なので自らダメカンを付けていくのではなく、まずは100ダメージでダイナマイトタックルを使い、その後、相手からの攻撃の返しでダメージ250のダイナマイトタックルを使っていくのが無難なところでしょう。
最初から250ダメージを狙ってダメカンをのせていくと、相手の攻撃でそのまま何もせずやられてしまう可能性もあります。
ボルケニオンVの場合、炎タイプのエネルギー加速である「溶接工+巨大なかまど+炎の結晶」が使えるということです。
炎エネルギーをメインにして、いちげきエネルギーを手貼り用とすることで、余計なダメカンをのせることなく、効果的にエネルギー加速が可能です。
他の炎タイプと同様、炎エネルギーがたまった「ヒードランGX」の特性「バーニングロード」とGXワザ「ヒートボンバーGX」で大ダメージを与えられるというメリットもあります。
特性/バーニングロード
自分の番に、このポケモンがベンチからバトル場に出たとき、1回使える。自分の場のポケモンについている炎エネルギーを好きなだけ、このポケモンにつけ替える。GXワザ
ヒートボンバーGX 50×
このポケモンについている炎エネルギーの数×50ダメージ。[対戦中、自分はGXワザを1回しか使えない。]
さて、この中から、いちげきを救う「真いちげきデッキ」は生まれるのか。
実験を始めよう。
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いちげきウーラオスVMAXの攻撃性能を最大限に活かすためのデッキ構築を試みました。
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