ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長、永遠のポケカ初心者ZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
「盛者必衰の理」とはこのことなのでしょうか。
ポケカの大型大会チャンピオンズリーグ愛知大会時点で大流行し、決勝トーナメントでも活躍。
最終的には「優勝デッキ」となった炎タイプですが、白銀のランス・漆黒のガイスト発売と同時に、すっかり姿を見かけなくなりました。
今回は、その点について考えていきたいと思います。
炎タイプが消えた理由①はくばバドレックスVMAXの登場/環境に弱点となる強力水タイプが登場
まず1つ目の理由は白銀のランスで登場したはくばバドレックスVMAXの存在でしょう。
これまで、なぜ炎タイプが強かったかといえば
といった理由が考えられます。
その中でも、「水タイプに強力なデッキがなかった」というのは非常に大きな理由であると思います。
炎タイプの弱点は突かれることがなく、強力なデッキである「三神ザシアン」については弱点を突いて有利に立てる。
それが炎タイプをここまで人気にさせた原因の1つであることは間違いありません。
しかし、ついに水タイプから超強力なポケモンはくばバドレックスVMAXが登場しました。
しかも、炎タイプの代表格であるビクティニVMAXと同じ先攻速効型の特徴をもちながら、Vにもタッグチームにも2エネルギーで250打点が出せるという高い性能を持っている。
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ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。 毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析して ...
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炎タイプデッキの場合、基本的にアタッカーは「炎タイプ」でまとめられており、他のタイプを入れる型はほとんど存在しません。
つまり、水タイプに対しては「デッキ全体として圧倒的に不利」ということになります。
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はくばバドレックスVMAXの評価と考察/水タイプ版ビクティニVMAX【頂への雪道が猛威か?】
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炎タイプが消えた理由②頂への雪道の登場/特性「パーフェクション」を無効化するスタジアム
水タイプの強力デッキである「はくばバドレックスVMAX」と時を同じくして登場したスタジアム「頂への雪道」は、「ルールを持つポケモン」の特性をすべて無効にするという恐ろしい効果を持っています。
ビクティニVMAXデッキと共に、炎タイプの双翼と言われた「レッドパーフェクションデッキ」は、特性「パーフェクション」を持ったミュウツー&ミュウGXをメインアタッカーにしたデッキです。
特性「パーフェクション」こそが、デッキの要である以上、その特性を止められてしまったら、デッキとしては「死」を意味します。
しかも、この頂への雪道と最も相性が良いデッキが、天敵である「はくばバドレックスVMAXデッキ」であるという悲劇。
「頂への雪道」の登場は、GXからVへの完全移行を画策する「ポケカ神」からの無言のメッセージであり、「ミュウミュウへの引退勧告」であるとも考えられます。
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「頂への雪道」をどうする?への解答【影響を受けるデッキ・効果的な対策・恩恵を受けるデッキ】をまとめて考察
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炎タイプが消えた理由③「C」マークカードのレギュレーション落ち
ポケモンカードの「スタンダードレギュレーション」は、時期によって「利用できるカード」が変更になります。
2021年1月22日(金)に、ポケモンカード「B」マークカードのレギュレーション変更が発表されました。
これにより、最も影響を受けたのは雷タイプのデッキで、エネルギー加速を含めて、多くの重要なカードを失い、「ピカチュウ&ゼクロムGX」を中心に絶大な強さと人気を誇っていた雷デッキは、環境から姿を消しました。
それと同じことが、今後間違いなく炎タイプにも起こります。
「C」マークカードの使用が不可能になることで、溶接工、炎の結晶、巨大なカマド、ボルケニオン、そして「ミュウツー&ミュウGX」を含めたすべてのGXポケモンが、スタンダードレギュレーションから排除されることになります。
これはポケカ界にとっては衝撃的な改革であり、このレギュレーション変更を持って、炎タイプは「完全に沈黙する」ことは明白です。
もちろん、「C」マークのレギュレーション落ち前に、新たな「炎タイプのエネルギー加速手段や強力なポケモン」が出てくるかもしれません。
しかし、炎タイプをこれまで愛用してきたポケカプレイヤーたちの「喪失感」は想像を絶するものがあるでしょう。
「もう俺は、溶接工を宣言できないのか。炎エネルギーを2枚はって、3枚手札を引けないのか...」
その悲しみはよく理解できます。
確実に近づいてくる「終わりの瞬間」、炎タイプを痛めつけるために颯爽と現れた水タイプの強敵と恐怖のスタジアム。
これまで炎タイプを使っていた皆さんが、早々に見切りをつけ、「新しい可能性」に向けて歩みだしたとしても、誰が批判できましょうか?
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炎タイプが消えた理由④炎タイプに飽きた
はじめに申し上げたように、「盛者必衰」は世の中の理です。
日本中をあれほど熱狂させたアイドルグループが、いまや何をしているのかも分からない。
ブームは大きければ大きいほど、それが失われていくスピードも大きいものです。
炎デッキの急激な成長と流行。
誰もが一度は握った炎デッキ。
ポケモンカードの人気加熱ともにやってきた、炎、炎、炎ブームは、大炎上ののちにまさしく鎮火したのです。
炎タイプ減少の裏には、ポケカプレイヤーたちの「炎タイプへの飽き」という事情もあると思います。
超タイプ、水タイプ、れんげき、様々な魅力的なポケモンが現れています。
新しいポケモン、新しいデッキを使ってみたいと思うのは、ポケカプレイヤーなら当然です。
しかし、これで炎タイプが終わりかと言えば、そうは思いません。
溶接工、炎の結晶、巨大なかまどがあるうちは、十分に戦えるポテンシャルはあるはずです。
確かに、レッドパーフェクションにとっては、「頂への雪道」流行次第では、復活は難しいかもしれません。
しかし、炎タイプの高火力攻撃を愛してやまない炎系ポケカプレイヤーはたくさんいるはずです。
れんげきバシャーモやいちげきボルケニオンなど、新世代の炎ポケモンもたくさん出てきています。
数々の不利な状況を打ち払って「はくば」を倒し、またもや勢力を拡大する「ムゲンの悪魔」を焼き払い、れんげきのちょこざいなベンチ攻撃を物ともしない、「次世代の炎タイプデッキ」が登場することを楽しみに待ちます。
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