ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、こちら「ゲノセクトV」です。
ゲノセクトV/FUSIONポケモンを集めて山札をドローする特性「フュージョンシステム」
ゲノセクトVでまず見逃せないのが、特性「フュージョンシステム」です。
自分の番に1回使える特性で、自分の手札が、自分の場の「フュージョン」のポケモンの数と同じ枚数になるように、山札を引くことができます。
つまり、手札が0枚の状態でゲノセクトVを含めて自分の場に6体のフュージョンポケモンが並んでいたとしたら、特性「フュージョンシステム」で山札から6枚カードを引けるということです。
手札3枚の状態でも、山札を3枚ひけます。
これはレックウザVMAXの特性「そうくうのはどう」を、手札トラッシュというデメリットなしに使えるのと同じ効果です。
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レックウザVMAXの評価と考察【雷軸デッキ・炎軸デッキの②種類で構築】/弱点なしのドラゴンタイプ
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しかも、特性「フュージョンシステム」は、ゲノセクトVの数だけ、各ターンに1回ずつ使用することができます。
特性「フュージョンシステム」を1ターンに2回使うことができれば、それだけで大きく場を動かすことが可能になるでしょう。
特性「フュージョンシステム」の条件として、ポケモンをFUSIONで固めなければならないという制約がありますが、デデンネGXやクロバットV、コロトックVといったカードドローのためのシステムポケモンを採用しなくても、ゲノセクトVで山札ドローがまかなえるのであれば問題ありません。
ハイパーボールとフュージョンシステムの相性の良さを活かす
「スタートデッキ100」にて再録が決定したハイパーボールが要注目です。
今後のフュージョンデッキにとって要となるシステムポケモンである「ゲノセクトV」の特性「フュージョンシステム」は、自分の場の「フュージョン」のポケモンの数と手札が同じ枚数になるように山札を引けるため、2枚トラッシュでいらないカードを捨てて手札を減らし、ハイパーボールで「フュージョンポケモン」を手に入れて場に出すことで、「ひける枚数」を増やすという効果的な動きが可能になります。
ワザ「テクノバスター」は3エネルギーで210ダメージ/Vポケモン撃破が可能
続いて、ゲノセクトVのワザ「テクノバスター」を見ていきましょう。
鋼☓②・無☓①で使用でき、210ダメージ。
ザシアンVの「ブレイブキャリバー」と同じように、連続でこのワザを使うことはできません。
2エネルギーでテクノバスターが使えていれば、ゲノセクトVは歴史に名を残すポケモンになっていたかもしれません。
3エネルギーは準備という面では少々重いですが、210ダメージという火力はメリットです。
多くのVポケモンが一撃の射程圏内に入りますし、FUSION専用グッズのパワータブレットによって、簡単にダメージアップが可能です。
ゲノセクトV単体での構築も可能ではあると思いますが、その強さは他のFUSIONポケモンやカードのラインナップ次第となるでしょう。
ミュウVMAXとの連動は相性良し/山札ドローを担いつつ、2エネでテクノバスター
ワザ「クロスフュージョン」を持つミュウVMAXとゲノセクトVは非常に相性が良く、テクノバスターを無色2エネルギーで使えるのは大きなメリットです。
また、ミュウVMAXをメインアタッカーにして、ゲノセクトVをサブアタッカー兼カードドローのシステムとして利用することで、より速い攻撃が可能になるでしょう。
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ミュウVMAXの評価と考察/可能性を感じるFUSION(フュージョン)デッキ【まずはゲノセクトVとコンビか】
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その場合、ゲノセクトVは基本的にはベンチでどっしり構えていれば良いので、HPアップのために「タフネスマント」をつけておくのがベターかも知れません。
同じくFUSINOポケモンの「オドリドリ」を使い、受けるダメージを軽減させることも可能ですが、ベンチにその枠があるかというところが難しいです。
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オドリドリの評価と考察/フュージョンポケモンの守り神【ダメージ-20特性は雪道でも止められず】
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ピオニーを使ってカードをトラッシュし、欲しいトレーナーズを手札に加えつつ、フュージョンシステムで山札ドロー
フュージョンシステムは、手札が少ない方が引ける枚数も増えます。
ピオニーを使って、いらない手札のカードをトラッシュしつつ、必要なトレーナーズを2枚手に入れる。
さらに手札が少なくなったところで「フュージョンシステム」によって山札をドローすれば、「欲しいカードの調達と手札補充」を同時に行うことが可能です。
ピオニーの使い方①パワータブレットを手札に加えて打点アップ
パワータブレット2枚で+60ダメージ。
勝負を決めるダメージ調整にもなり得る打点です。
これはフュージョンポケモンならではの使い方
ピオニーの使い方②クロススイッチャーを2枚そろえて勝負を決める
ポケカの最終盤では「ボスの指令を早く引いた方が勝ち」という展開がよくあります。
クロススイッチャーは、2枚同時ではければ使えませんが、ピオニーであればそれが簡単に実現可能。
相手のポケモンをバトル場に呼び出しつつ、自分のポケモンも入れ替えて攻撃できるというメリットがあります。
ボスの指令とポケモン入れ替えの効果を同時に活用できる点が大きなメリットです。
ピオニーの使い方③頂への雪道を無効化する
ゲノセクトVの特性をフル活用する上で、天敵となるのが「頂への雪道」です。
どうしても雪道を剥がしたいという場合には、貴重なサポート権であるピオニーを使うことにはなりますが、
①他のスタジアムを手札に加えて張り替える
もしくは
②霧の水晶などを使って特性「リセットホール」のマーシャドーを呼び出す
という方法を使って「頂への雪道」を除去できます。
②のマーシャドータイプの場合、霧の水晶の他にもクイックボール、レベルボール、レスキューキャリーなどであれば、同様の使い方が可能です。
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ピオニーの評価と考察/手札補充の手段が必須【頂への雪道を除雪!ゲノセクトVに必須のカード?】
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最大の天敵は「頂への雪道」。そして「ゲノセクト・エフェクト」による環境変化は起こるのか?
デデンネGXやクロバットVを採用せずに、特性「フュージョンシステム」に頼ったデッキ構築にした場合、Vポケモンの特性を無効にできる「頂への雪道」を貼られることでデッキが止まってしまうことが予想されます。
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「頂への雪道」をどうする?への解答【影響を受けるデッキ・効果的な対策・恩恵を受けるデッキ】をまとめて考察
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ゲノセクトVを使う場合、先程紹介したピオニーなどを使って、他のデッキ以上に「雪道対策」は厚くしておく必要がありそうです。
ただ、話はそこで終わらず、もしゲノセクトVを採用したFUSIONデッキが流行した場合、それに比例して当然「頂への雪道」の採用率も高くなるでしょう。
それによって、こくばバドレックスVMAXデッキや三神ザシアン、ブラッキーVMAX、ジュラルドンVMAX、レックウザVMAX、スイクンVなど「強力な特性」を武器にしたデッキやポケモンに多大なる影響を与えることでしょう。
まさにバタフライ・エフェクトならぬ「ゲノセクト・エフェクト」による環境の変化が、これから起こってくるのかも知れません。