ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、こちら「ガラルサンダー」です。
★ガラルサンダーVの考察記事はこちら。
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ガラルサンダーVの評価と考察/対ムゲンダイナ用決戦兵器の登場【各デッキに1枚入る汎用ポケモン】
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ガラルサンダーの評価と考察/組ませるべきは、ネギガナイトVかサダイジャVMAXか
ガラルサンダーは、特性「けんきゃくチャージ」で、ベンチに出した時、手札から2枚の闘エネルギーを自分自身につけることが可能です。
ワザ「ザッパーキック」については、打点、効果ともに使い道がないと言えるでしょう。
手札に闘エネルギーを加える手段
確実に闘エネルギーを手札に加える手段としては、ナツメ&ハチク、ソニアの採用を検討するのも良いでしょう。
サポート権を使うことにはなりますが、確実にガラルサンダーでエネルギー加速が可能になります。
闘タイプのエネルギー加速手段として期待はされるが、難しい
闘タイプにとって待望のエネルギー加速手段ではありますが、扱いは非常に難しいです。
闘タイプは、超タイプのように「場のエネルギーの数」で打点が上がる訳でもなく、悪タイプにおけるマニューラGXように特性で自由にエネルギー移動ができるポケモンもいません。
可能性があるとすれば、共にエネルギー移動の効果のある特性。ワザを持つ、ネギガナイトVとサイダイジャVMAXでしょう。
ガラルネギガナイトVとガラルサンダーの組み合わせ
ガラルネギガナイトVは、特性「ちかいのやり」で場のポケモンについている闘エネルギーを好きなだけ、自分に移動させることができます。
つまり、ガラルサンダーに2枚の闘エネルギーがついた状態で特性「ちかいのやり」を発動すれば、ガラルネギガナイトVに2エネルギーが付き、1枚手貼りすることで、最速先攻2ターン目にワザ「フォールスター」を使うことが可能になります。
このコンボは、それほど簡単なことではないのですが、実現できない訳ではありません。
しかし問題点も多いです。
①フォールスターの打点が低い
フォールスターの打点は200。
HPの低いVポケモンまでは倒せますが、物足りないのは確かです。
げんきのはちまきや格闘道場で打点アップは狙えますが、先攻2ターン目でそこまでの準備が整うかは疑問です。
②VMAXに進化できない
ガラルネギガナイトVの弱点はVMAXになれないという点です。
先制攻撃としてはフォールスターで200打点は悪くはありません。
そこからVMAXに進化して、HPが上がり、さらに強力なワザが使えるようになるというのなら希望はありますが、Vのままバトル場に残っても、返しの攻撃できぜつさせられてしまうことが多くなるでしょう。
ワザを使った直後にきぜつさせられると、エネルギー3枚がトラッシュされてしまうというデメリットも大きいです。
③そもそもネギガナイトVでどういうデッキを構築するのか見えない
昨今、ネギガナイトVをメインアタッカーとしたデッキでシティリーグや各種大会において好成績を収めたという話は聞きません。
ガラルネギガナイトVとガラルサンダーでコンボが組めることは分かりますが、果たしてどういう60枚のデッキが出来上がるのかが見えてきません。
そもそも、ガラルネギガナイトVでそれなりに戦えるデッキ構築がない以上、ガラルサンダーを1枚補強しても、強いデッキにはならない可能性が高いです。
ガラルネギガナイトVを使うとするならば、即起動が可能なサブアタッカーという位置づけではないでしょうか。
サダイジャVMAXとガラルサンダーの組み合わせ
サダイジャVMAXは、ワザ「キョダイサイクロン」で、ダメージを与えつつ、エネルギーを好きなように動かせるというのが特徴。
サダイジャVMAXを2体立て、ストーン闘エネルギーとモミを使って耐久しながら、2体を入れ替えて戦っていくというやり方が主流かと思います。
しかし、キョダイサイクロンの打点が180しかありませんので、爆発力という点では、他のデッキに大きく遅れをとります。
そのため、ガラルサンダーで素早く起動して、先にキョダイサイクロンで攻撃をしかけていけるというのは、メリットかと思います。
ただ、サダイジャVMAXデッキも、現環境で使っている事例はほとんど見たことがありません。
使いやすい、強くなる可能性のあるデッキであれば、必ず大会等でも目にするはずです。
それがないということは、圧倒的に人気がないか、強いデッキにはなれないか、どちらかだと思います。
例えば、こくばバドレックスVMAXのように「自分自身がエネルギー加速手段になれる」機能がサダイジャVMAXについていれば話は違うのですが、そう上手くはいきません。
闘タイプのポケモン=いちげき・れんげきウーラオスである
つまり、現在の環境において「闘タイプポケモン」とは、いちげき・れんげきウーラオスVMAXであるということです。
他の闘タイプポケモンは、残念ながらメインアタッカーとして活躍できるポテンシャルはないと言えるでしょう。
それは摩天パーフェクト・蒼空ストリームで登場したチャーレムVやルガルガンVMAXにも言えることです。
しかし、今や環境トップポケモンとして充実した日々を送る「れんげきウーラオスVMAX」にとっては、ガラルサンダーは無用の長物でしょう。
ガラルサンダーがいなくても、れんげきウーラオスVMAXは十分強いです。
では、いちげきウーラオスVMAXはどうでしょう。
大会などでは、それなりに利用率も高いようですが、やはり成績面では結果を出しているとは言い難い状況です。
やはり、「いちげきウーラオスVMAXデッキは難しい」は、未だ解決できていない問題ということでしょう。
いちげきウーラオスVMAXとガラルサンダーは組み合わせられるのか?
いちげきウーラオスVMAXの魅力は、「キョダイイチゲキ+いちげきエネルギー」による大ダメージで、HPの多いVMAXポケモンでも一撃で倒すことができるという爽快な戦い方です。
その反面、キョダイイチゲキは「要求エネルギー4つ、そしてワザを使ったら全トラッシュ」という点で、非常にコストパフォーマンスの悪いワザとなっています。
2発目のキョダイイチゲキを使うための準備に時間がかかり負けてしまう。
いちげきウーラオスVMAXデッキで、よくある敗戦パターンです。
では、そのエネルギー加速手段として、ガラルサンダーを使うことは可能でしょうか。
そのためには、エネルギーを移動できる手段=サダイジャVMAXが必要になります。
いちげきウーラオスVAMX+サイダイジャVMAX+ガラルサンダーデッキの理想的なプレイイングはこのようになります。
いちげきウーラオスVAMX+サイダイジャVMAX+ガラルサンダーデッキの戦い方
まさに夢物語ですが、いちげきウーラオスVMAXは「いつまでも夢を追いかけることが許されるデッキ」だと思いますので、上記のプランを一度、試してみたいと思います。
こくばバドレックスVMAXデッキは強いです。
この強力な超タイプポケモンが環境トップに君臨しているというだけで、闘タイプにとっては受難の時代であることは間違いありません。
いつかガラルサンダーが、大活躍できるデッキが出来上がることを、このポケモンの性能を活かせるカードが出てくることを願ってやみません。
<了>
非Vガラル三鳥の評価と考察はこちら【摩天パーフェクト収録】
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