ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のザルード井上(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、「学習装置」です。
学習装置/エネルギーを無駄なく使うエコなツール
学習装置は、ポケモンのどうぐです。
ポケモンのどうぐは、自分の番に何回でも使えます。
学習装置をつけたポケモンに与えられる効果はこちらです。
自分のバトルポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつするたび、そのポケモンについている基本エネルギーを1枚選び、このカードをつけているポケモンにつけ替えてよい。
つまり、バトルポケモンが気絶した後、この学習装置をつけているベンチポケモンが、きぜつしたバトルポケモンの持っていたエネルギーを1つ受け継げるということです。
バトルポケモンがきぜつすると、通常エネルギーはトラッシュされてしまいますので、そのエネルギーを無駄にせず、再利用が可能になります。
どんなデッキ・タイプにも採用できる。おすすめは超タイプ
学習装置はどんなデッキにも組み込めるカードですが、おすすめは超タイプのデッキです。
炎タイプには、溶接工やビクティニ、鋼タイプにはメタルソーサーやザシアンVなど、場のポケモンにエネルギーをつける「エネルギー加速」の手段を持っているタイプは問題ありません。
しかし、超タイプのようにエネルギー加速がないタイプの場合、「ワザを使いたいけどエネルギーが足りない」という問題が起こることがあります。
かつて、超タイプには「カラマネロ」というエネルギー加速を得意とするポケモンがいましたが、「Bマーク」のレギュレーション落ちによって、失われてしまったのです。
学習装置を活用した超タイプのデッキサンプルとしては、ポケモンカード公式で紹介されている「ネクロズマデッキ」がわかりやすいと思います。
共にワザ「スペシャルレーザー」を持つ、ネクロズマV,そして非Vのネクロズマを主力アタッカーとして採用したデッキです。
急鋒として立てたネクロズマに、ターボパッチや手貼りでエネルギーをつけて攻撃。
その間に、ベンチに他のネクロズマを展開し、学習装置をつけておく。
先鋒のネクロズマが気絶してしまっても、ついていたエネルギーはベンチのネクロズマに受け継がれるので、すぐに攻撃が再開できるというシステムです。
盾となるスタートポケモンで時間を稼ぎ、ベンチポケモンを育てる
学習装置は、三神ザシアン、スピードザシアン、ビクティニVMAXなど、速攻が得意なデッキでは採用する必要がありません。
むしろ、2進化ポケモンを採用していたり、攻撃準備をするための時間が必要なデッキでより活躍するカードです。
まずは盾となるポケモンをバトル場に立てて、攻撃をしつつ、時間をつくる。
このポケモンは「気絶すること」が前提ですので、時間を稼いでいる間に、ベンチにメインアタッカーたちを並べ、学習装置をつけておく。
バトル場のポケモンがやられてしまったら、すぐさまエネルギーをつけかえて攻撃をする。
マリィやクラッシュハンマーなど、相手の動きを邪魔する動きができるカードと組み合わせることで、時間稼ぎ+ベンチの準備がしやすくなるでしょう。
終盤で役立つ・トドメをさせるポケモンを育てるために使う
ゲーム終盤でゲームを決めるための「必殺の一撃」を決めるためのポケモン、ベースボールにおける抑えの切り札=クローザーに学習装置をつけておいて、ワザを出すためのエネルギーをためる、補充するという使い方もあります。
例えば
ヤミラミV/傷に塩を塗りつける極悪追加ダメージ
【悪×②】マッドネイル 10+
相手のバトルポケモンにのっているダメカンの数×60ダメージ追加
ゲーム終盤、相手にダメカンが載っている状態で放つマッドネイルの攻撃力はまさに驚異です。
ダメカン4つで250ダメージ、ダメカン5つで310ダメージ。
もともと乗っているダメカンも合わせれば、VMAXポケモンも十分に射程距離です。
バイウールーV/逆転を呼ぶ猛羊アタック
【無×③】リベンジバースト120+
相手がすでにとったサイドの枚数×30ダメージ追加。
相手がサイドを5枚とっていれば、リベンジバーストで270ダメージ。
自分が3枚残っている状態でも、この一撃でVMAXやタックチームをきぜつさせれば、逆転勝利です。
ウルトラネクロズマ/ラスト2枚で輝く金色の翼
【特性】ウルトラバースト
このポケモンは、相手のサイドの残り枚数が2枚以下でなければ、ワザが使えない。【無×③】ほろびのかがやき170
相手のバトルポケモンについているエネルギーを、1個トラッシュする。
残りサイドが2枚以下という条件はありますが、170ダメージを与えつつ、さらにエネルギーを1つトラッシュすることで、相手バトルポケモンの「次の動き」を妨害します。
非V・GXポケモンなのでサイドを1枚しかとられない点もメリット。