ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、こちら「フウロ」です。
フウロ
自分の山札からトレーナーズを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
フウロは、好きなトレーナーズのカードを一枚手札に加えられるという強力な効果を持っています。
トレーナーズなので、サポート、グッズ、スタジアムなど様々なカードが対象になります。
トレーナーズをサーチできるカードは数が少なく貴重です。
現在のスタンダードレギュレーション(2021年3月現在)では、「ブルーの探索」がありますが、こちらは「場に特性を持っているポケモンがいない」という条件のもと、2枚のトレーナーズを手札に加えられます。
ブルーの探索
このカードは、自分の場に特性を持つポケモンがいるなら、使えない。
自分の山札にあるトレーナーズを2枚まで、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
現在の環境では、強力な特性を持ったポケモンが多く、重用されていますので、ブルーの探索は確かに使いづらい状況です。
その点、フウロは、枚数こそ1枚ですが、条件なく、好きなトレーナーズを確保できるというメリットがあります。
今、どうしても欲しいトレーナーズを手に入れるためのカード
フウロは、「今、このカードがあれば!」という瞬間に役立つカードです。
例えば、
フウロを使う事例
- ここで、「メタルソーサー」があれば、エネルギーをつけてワザが打てるのに
- ここで、「ポケモンいれかえ」があれば、勝てるのに!
- ここで、「しんかのあめ」があれば、進化して一気に逆転できるのに!
そういうバトルにおける重要局面で、流れを変える1枚を手札に加えたい。
その時こそ、フウロが輝くのです。
ただ、フウロ自体がサポートなので、「ボスの指令をフウロで持ってきて、そのターンで使う」ということはできません。
そこがまた難しいところです。
三神ザシアンにフウロ型が存在する理由
双璧のファイター発売後も環境トップを維持する三神ザシアン(アルセウス&ディアルガ&パルキアGXとザシアンVを組み合わせた強力なデッキ)ですが、マリィの代わりにフウロを入れるタイプが一部で流行しているという話があります。
三神ザシアンはある程度完成されたデッキレシピがあり、定番として必ず入るカード、必須カードが固まっています。
さらに、プレイ方針やカードの回し方、戦い方についても形が出来上がっており、「今、このカードがあれば」というシチュエーションが生まれやすいデッキなのかもしれません。
これまで、その「欲しいカードを引く」役割は、博士の研究とマリィが担ってきた訳ですが、ここに来て、変化が出てきたということです。
そこには「マリィを打っても欲しいカードがそう都合よく出てこない=事故が起こる」という事情があるのではと推測します。
-
-
ザシアンV【評価と考察】/三神に愛された鋼鉄のポケモン【環境トップを走る高速起動+オルタージェネシスGX】
ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。 毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析して ...
続きを見る
マリィでも欲しいカードが来ない!という事故を減らすためのフウロ採用
博士の研究は、ある程度手札を犠牲にしてでも、たくさんのカードを引きたいときに使います。または、トラッシュしたいカードが手札にある時。
対して、マリィは、「捨てたくないカードを温存しながら、新たなカードを引く」ことができる点がメリットです。
しかし、それでも「今欲しいカード」は、なかなか出てきてはくれない。
だったら「フウロで欲しいカードをズバリ手に入れようじゃないか」という思考がフウロ採用に繋がっているのではないでしょうか。
とはいえ、フウロがデッキに4枚入っているから効果的というわけではないでしょう。
マリイとの兼ね合いで、1〜2枚というのが、妥当なところではないでしょうか。
フウロは三神ザシアンの他にも様々なデッキに入る可能性があります。
特に、ふしぎなあめを多用する2進化デッキなどでは、効果的に働く可能性が高いと考えられます。