ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、こちら「フーパV」です。
フーパVの評価と考察/悪タイプと超タイプ2つのタイプを使い分け
フーパVは、FUSIONの悪タイプポケモン。
HPは220で、特性「ダブルフェイス」により、悪タイプと超タイプの2つのタイプを使い分けられるという特徴があります。
ワザは「シャドーインパクト」一つ。
悪×②・無×①で170ダメージ+自分のポケモンにダメカン3個。
相手ポケモンの弱点をつけば170×2=340ダメージで、ほとんどのVMAXポケモンをいちげきすることができます。
例えば、超タイプのドラパルトVMAXやこくばバドレックスVMAX、闘タイプのれんげきウーラオスVMAXなどです。
最も可能性があるムゲンダイナVMAXにも採用が難しく、活躍の場がない。
フーパVのエネルギー要求から考えると、基本的には悪タイプメインのデッキ、それもマニューラGXやガラルファイヤーVなど、エネルギー加速手段が豊富なデッキが合うと考えられます。
一つは、ミュウツー&ミュウGXをメインにした「悪パーフェクション」。
こちらは、「C」マークのレギュレーション落ちも迫っていますので、今回は考察から外します。
もう一つはムゲンダイナVMAX。
特性「ムゲンゾーン」を発動するためのコマの一つとして、また天敵である「れんげきウーラオスVMAX対策」として活躍できそうですが、活用するのはなかなかに難しいと言わざるを得ません。
基本的に、「闘タイプ=れんげきウーラオス対策」としてしか活用のチャンスはなく、相手デッキがれんげきウーラオスでなければ、ほぼ「何もしない置物」として鎮座しているしかありません。
シャドーインパクトも、弱点をつくことができなければ中途半端なダメージしか与えられませんので、使うチャンスはほとんどないでしょう。
そのため「ムゲンダイナVMAXデッキにはフーパVは入れないほうが良い」とさえ、思えてしまいます。
フュージョンなのに、フュージョンポケモンとフュージョンできないという現実
視点を変えてみましょう。
幸いなことに、フーパVはフュージョンのポケモンです。
ここなら活躍の機会があるかもと考えてみましたが、フュージョンデッキといえば現状ではミュウVMAXとゲノセクトVを組み合わせたタイプが主流になります。
この中に、フーパVの居場所があるはずもなく、ミュウVMAX、ゲノセクトVとそれぞれ組み合わせようとしても、うまくいきません。
今後、新たなフュージョンポケモンが出ることで状況は変わると思いますが、現時点(フュージョンアーツ発売時点)で、フーパVがフュージョンポケモンとして活躍できる機会は少なそうです。
フーパVを救いたい!/スイクン&チルタリス&ガラルファイヤーVデッキに一縷の望みあり?
コードネーム「スイクンファイヤー」と呼ばれるデッキタイプがあります。
これは特性「しゅんそく」を持つスイクンVと特性「いざなるしらべ」を持つチルタリスを組み合わせることで、必要なサポートを必要な時に手札に加え、有利にデッキを回していくプレイイングを軸としたデッキです。
スイクンVの評価と考察/水タイプデッキのサブアタッカー?それともメイン?【ルンパッパ&チルタリスがサポート】
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スイクンVのワザ「ブリザードロンド」が水×①・無×①であることから、水エネルギー以外でも採用しやすく、特性「じゃえんのつばさ」を持つガラルファイヤーVをエネルギー加速手段+超タイプ=こくばバドレックスVMAX対策のサブアタッカーとして採用しているデッキが多いです。
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ガラルファイヤーVから「エネルギーつけかえ」を使って他のポケモンにエネルギー加速をしますので、ここにフーパVが入ったとしても、エネルギーをつけることは可能です。
フーパVを「悪エネルギーで動ける超タイプポケモン」と位置づけ、「対れんげきウーラオスV」用のアタッカーとして忍ばせておくことになります。
さらにさらに、対悪タイプポケモン用のサブアタッカーとしてガラルサンダーVも入れておけば、超タイプ・悪タイプ・闘タイプという、現在の「環境デッキ3強+炎デッキ」に対して、弱点を突いていける「Vポケモンバレットデッキ」が完成します。
ここまで来るとやりすぎかも知れませんが、なかなか夢が広がるデッキ構成です。
バトルポケモンはすべてVポケモンなので、進化の必要はなく場にそろえやすい。
そしてサイドは2枚しかとられず、耐久力アップのタフネスマントも共有し、対戦相手のデッキタイプに合わせてポケモンを選び、装着していくことが可能になります。
様々なポケモンが入り、戦略に幅をもたせられる分、実際にデッキを回すには慣れやテクニックが必要かもしれませんが、フーパVの就職先候補としては「あり」ではないでしょうか。