ポケカファンの皆さんこんにちは、親子でポケカ研究所所長のZARUTOP(@oyakodepokeca)です。
毎回ポケモンカード1枚にスポットを当てて、そのカードの特徴や使い方などをなんとなく分析していく「ポケカの楽しい使い方」シリーズ。
今回取り上げるのは、こちら「アマージョV」です。
ポケカ戦略に革命を起こすワザ「クイーンオーダー」を持つアマージョV降臨
ワザ「クイーンオーダー」は、草☓①・無☓①で使えます。
ベンチポケモンをトラッシュした数×40ダメージというユニークな効果が特徴です。
ベンチポケモンを5体トラッシュすると、次のターンでアマージョVがやられて負ける確率は高まりますので、「この攻撃でゲームが終わる」という時以外は、「4体トラッシュ=40×4+20=180ダメージ」が最高ラインでしょう。
ポケカ公式動画では、「草タイプなので、ブラッキーVMAXの弱点をついて一撃できる」という話が出ていましたが、自分のデッキにアマージョVがいて、相手がブラッキーVMAXを出してきて、都合よく攻撃できるチャンスが回ってくるというシチュエーションがどれだけあるかは疑問です。
さすがに打点が低いので、アマージョVメインや単体のデッキというのは難しく、デッキに1〜2枚入れるというのが基本的な使い方になるでしょう。
ワザ「クイーンオーダー」の使い方としては以下のようなものが考えられます。
①クイックオーダーでいらないポケモンをトラッシュし、スペースを空ける
ポケモンカードゲームにおいて、「意図的に自分のベンチポケモンをトラッシュする」というのはこれまで非常に難しかったですが、アマージョVの登場でそれが可能になりました。
その点で「クイーンオーダー」は革命的と言えます。
「女王様の命令は絶対」ということでしょう。
デデンネGXやクロバットV、特性「うらこうさく」のインテレオンなど、その特性や効果を使い終わってしまったシステムポケモンは、いわゆる「ベンチの不良債権」であり、ストレートに言えば「邪魔」な存在でした。
そういった役割を終えたポケモンをクイーンオーダーによってトラッシュすることができれば、ベンチに新たに枠が生まれ、活用することが出来るようになります。
デデンネGXやクロバットVを複数入れて山札ドローを強化することもできますし、ゲームの流れで不要になったポケモンを排除し、必要なポケモンを出すという戦略もとれます。
これまでより「自由にベンチを使うことが出来る」ようになったことで、ポケカの戦術がさらに広まることが考えられます。
②ダメージを負ったポケモンをトラッシュに送り、サイドを守る
これまでのポケモンカードでは、ダメージを負った瀕死のポケモンをベンチに置いておくと、ボスの司令で呼び出される、またはベンチ攻撃にさらされるなどで、サイドをとられる原因になることがほとんどでした。
しかし、アマージョVの「クイーンオーダー」によって、ダメージを負ったポケモンを「トラッシュと言う名の野戦病院」に避難させることができるようになりました。
しかも、避難させるだけではなく、ふつうのつりざおやクララのような、トラッシュからポケモンを山札や手札に戻せるトレーナーズを使えば、「無傷の状態で再び戦列に復帰させることができる」ということです。
まるで映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のような、「ポケモンの戦列復帰無限ループ」。
アマージョV様の命令には、どんなポケモンも逆らえないのです。
アマージョVはどんなデッキに入るのか?/候補はリーフィアVMAX&ニンフィアVMAX
アマージョVは草タイプということもあり、草エネルギー、もしくはオーロラエネルギーでの運用となります。
そうなると、無理なく導入できるのはリーフィアVMAXデッキ、もしくはニンフィアVMAXデッキになるでしょう。
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どちらも明確なアタッカーはしっかりしていますので、アマージョはあくまでもサブアタッカー的な位置で、上記のような「ポケモンをベンチからトラッシュに移動させる」ことを戦略に組み込む役割を果たすことになるでしょう。
ただ、アマージョV自身も決してHPが高いわけではありませんので、そこを狙われてサイドを2枚とられないようケアする必要は当然あります。